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プログラミング教材「コードモンキー」シリーズの最新版「ビーバー・アチーバー」をリリースいたします。「ビーバー・アチーバー」は、コードとしてブロックのグラフィックを代用したビジュアルプログラミング言語を使用しています。これはブロックコーディングとも呼ばれています。子どもたちに教える前に少し学んでおきましょう。

(本記事はwww.codemonkey.comの翻訳を基にした記事です。)

子供向けコーディング

「コーディング」という言葉について聞いたことがあると思います。もし聞いたことがなければ、コーディングとは、コンピューターに何をすべきかを書く指示文です。ここ数年間でコーディングはとても人気になり、その認知度は飛躍的に高まっています。かつてはごく一部の人だけのスキルと見なされていたものが、どんな教師でも授業として扱える科目に変わってきました。言い換えれば、今日、8歳という幼い児童がコーディングを学び、そしてそれを得意分野としているのです!

この分野で、幼い児童が素晴らしいスキルを示すケースはたくさんあります。たとえば、11歳のYoavという男の子は、最初はコードモンキーを使用してコーディングを始め、現在はコーディングを教え、大学で勉強しています。彼はわずか11歳でおそらく天才なのでしょうが、生徒たちが小さい頃からコーディングを学んでいるという環境があったので、早期にコーディングに触れ才能を発見することができたのです。これは簡単なことではありません。今日、コンピュータープログラミングに触れられるようにすることが、世界中の多くのコーディングイニシアチブの目標になっています。非常に優れたリソースが数多く存在するため、子供向けテキストベースのビジュアルプログラミングが一般的になっています。

ブロックベースのコーディングはどこで始まったのでしょう?

最近まで若者と大人のみが対象とされてきたスキルを、生徒が初めて学び始めたとき、あなたは不思議に思ったかもしれません。すべての始まりは、2003年、MITが子供たちにコードを教えることを目的としてScratchという最初の基本的なコンピューター言語を開発したときでした。それ以降、コーディングは劇的に変わりました。誰でもコーディングを学ぶことができ、また学ぶべき時代になったのです!

これに鑑み、今日、幼児のコーディングクラスは、イギリスの保育園の必須アイテムになりました。過去には、人々に不可能だと考えられていたことでしたが、イギリスで幼児のスキルを向上させるため、コーディングが教育リストのトップに躍り出ました。ますます多くの親が、子供たちの将来をコーディングスキルで備えたいと考えています。親でありMAMA.codesの創設者Liane Katzは、コーディングを「21世紀の最強スキル」と呼んでさえいました。

スクラッチの詳細–コーディングブロック

スクラッチは、最初のブロックコーディング言語でした。つまり、コード行はブロックに書き込まれ、生徒はそのブロックをゲームやその他のビジュアルプロジェクトをつくるためにドラッグアンドドロップします。Scratchが革新的だったのは、コード自体を書く必要がなければ、幼い児童がプログラミングを簡単に学ぶことができるという信念でした。テキストベースのコードを書くのは、どの構文も重要であり、プログラムが中断される恐れがあるため難しい場合があります。もし、生徒がスペース、カンマ、またはピリオドを1つでも忘れると、コード全体が機能しなくなります。スクラッチは、生徒がコードを書くことを必要とせず、コードを書くことによるエラーの問題を解決します。

Scratch 3.0は、Scratchコーディングブロックがパズルに似て、どのように組み立てられているかを示しており、生徒は好きな順序でブロックを並べることができます。

ビジュアルプログラミングは、まだあまり文字を書くことができない児童に最適です。ただし、短い文章を書くことに慣れると、テキストベースのプログラミング言語に対応できるようになります。今日、生徒がゲームベースで楽しく学べる、実際の仕事でも使われるCoffeeScriptPythonなどのテキストベースのプログラミング言語も存在します。これらの言語の構文は簡単なので、生徒がイライラすることはあまりありません。テキストベースの言語を学習する利点は、コーディングスキルを向上させ、生徒が他のプログラミング言語も簡単に習得できるようになることです。

ブロックコーディングウェブサイト

ビジュアルプログラミングにより、未就学児にプログラミング学習を導入できます。コードモンキーは、以前はテキストベースのコーディングプラットフォームとして知られていましたが、最近、4〜6歳向けのビジュアルプログラミングの教材をリリースしました。文字を学んでいる途中の未就学児には、ビジュアルプログラミングを用いたゲーム形式の教材がぴったりです。

CodeMonkey Jr.は、バナナと宝箱をとるために、サルのモンタをビジュアルプログラミングで操作する教材です。コマンドは矢印などのアイコンブロックで表されており、それを並べることで、どの道を歩いたりジャンプしたりするかをモンタに伝えます。その過程で、順序や繰り返し処理を学びます。(CodeMonkey Jr.日本語版のリリースは2020年初春を予定しております)

一方で、Scratch Jr.は、5-7歳児を対象とした、インタラクティブなストーリーやゲームを作成することができるアプリです。CodeMonkey Jr.は、直感的なインターフェイスを備えた、自分のペースで進められるゲーム形式のプログラミング教材です。4-6歳児を対象としており、先生が教室で教えるのに便利な機能も備えています。

また、CodeMonkey Jr.の次のステップとして、「ビーバー・アチーバー」という未就学児から小学校低学年を対象とした、ビジュアルプログラミング教材の提供を開始しました。(日本語版は、2019年12月中旬のリリースを予定しています)

「ビーバー・アチーバー」を使ってコーディングの概念を教えましょう

教育向けのビジュアルプログラミングに関して最も重要なことは、プログラミングには、文字の読み書きが必要であるという誤解を打ち砕いたことです。適切な教材やツールがあれば、子供たちはプログラミングをゲームのように感じることでしょう。ビジュアルプログラミングで学んだ子供たちが、自由に文字の読み書きがで出来るようになれば、テキストベースのプログラミング言語に進むことは容易です。

プログラミング学習の利点の一つは、明確な指示を出す方法や考えを文章の順番で整理する方法を教えることができる点です。ビジュアルプログラミングは、幼児がコーディングの概念やコンピューターの計算思考を学ぶのに役立ちます。子供たちと一緒にブロックコーディングを試してみませんか?その子たちが、次のマーク・ザッカーバーグになるかもしれません!