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(本記事はcodemonkey.comの翻訳を基にした記事です。)

私たちの生活は、ここ数十年の間のインターネットやスマートフォンなどテクノロジーの進化によって、古い世代にとっては理解しがたいものになってきています。しかしながら、多くの国の一般的な授業を覗いてみると、その様子は私達の子供時代さらには50~100年前と変わりがないことが分かります。変わった点と言えば、黒板の代わりにホワイトボードが使われるようになったことくらいでしょうか。

この数か月、COVID-19の拡大により、ほぼ世界中の子供達がリモート学習をすることになり、オンライン授業への移行が一気に進みました。

「世界経済フォーラム」は、「新型コロナウィルス感染症の拡大が教育を変えた」という記事の中で、元々成長トレンドにあったオンライン教育市場は2025年までに3,500億ドルに達するという調査結果を引用しています。

「オンライン学習は本当に効果的なのか?」という問いに対し、「非常に効果的であると言える。教室で行われる授業で、内容について覚えておける量は平均 8-10% であるのに対し、オンライン学習では 25-60% にも達する」という調査結果を引用しています。経験的にも、学習を楽しく感じることが、学習効果を大きく向上させることは疑いようのない事実でしょう。巧妙にゲーム性が採り入れられた教材は、生徒を夢中にさせます。

今この瞬間に対して準備ができていたオンライン教育プラットフォームは、この期間、利用者数や利用率を大きく増やしました。「コードモンキー」の今年の3~4月のエンゲージメントは昨年同時期の200%増、先生のエンゲージメントは230%増、サイトの利用時間は300%増となりました。

教育者、保護者および子供達は、今後の授業がどのような形になるのだろうかと考え始めています。生徒は、これまでと同じ教室での授業へと戻っていくのでしょうか?そして、私たちもそれを望むのでしょうか?

答えは、複雑です。学校に物理的に登校するという状況は、社交性を高めることを含め、明らかに利点があります。しかし、リモート学習も、数多くの生徒たちにとても大きな利益を与えることが明らかになりつつあります。最近のニューヨーク・タイムズの記事では、全く逆の2つのタイプの生徒達への有益性が指摘されました。1つはクラスで手を上げて質問するのが苦手なタイプ、もう1つは達成能力が高く、自分自身で学習を進めていけるタイプです。教室で自分とは違う大勢と一緒に学ぶことで苦労していた彼らは、図らずも与えられた、同じペースで進める必要がないリモート学習によって恩恵を感じています。同記事は次のように締めくくられています。「リモート学習の短期集中コースから多くの学生が恩恵を受けていることを実感している教育者や保護者は、休校措置が解かれ学校が再開した後も同じ恩恵を継続して得られるかのかどうか、果たして全ての生徒に同時に適合するような授業形式が存在するのだろうか、と疑問に思っている。」

コードモンキー・スタジオ社 COO兼マーケティング副部長の Boaz Zaionce氏は「解決策は、おそらく両方の学習法のバランスさせることでしょう。教育者は、教室での授業とリモート学習、それぞれの最善部分の組み合わせを模索し、異なるニーズに対して異なる方法で学習させるようになるでしょう」と述べています。

「コードモンキー」シリーズは、このような単一ではない教育の現場においても機能する柔軟性を備えています。先生は、用意された詳細な指導案である「レッスンプラン」を用いて授業をを行えますが、その後、生徒は教室でも自宅でも自分のペースで学習を続けることができます。ゲーム形式の教材自体が、フィードバックを与え、時には修正を促し、先へ進めるように支援します。そして、「先生用ダッシュボード」を通して得られる進捗状況を元に、先生としてのフィードバックを生徒個人に与えることができます。

「長い間、私たちは、教室の授業とリモート学習の間を行ったり来たりすることが可能なコンテンツを作成することの意義を信じてきました」 と同氏は続けます。「アフターコロナで学校が再開するとき、そこには以前とは異なるニューノーマルがあって、両方の授業の良いところを組み合わせようとしていることを確信しています。私たちは、その中でより効率的なプログラミング学習のためのプラットフォームを提供していきたいと考えています。」

著者について

Mickey Singer氏は、企業家であり、市場、ブランディング、広告、ビジネス開発および営業において豊富な経験をもったマーケティングのプロフェッショナルです。また、サイバーセキュリティ、出版、非営利活動、ハイテク、洗浄技術(水やエネルギー)、農業応用技術、脳技術、出版と映画・TV業界で働いたバックグラウンドがあります。彼女の文章は、常に有益な情報で質的研究に基づきつつも、楽しみながら読めるように書かれています。