
リモート学習を有効に活用しましょう
投稿日: 2020年5月18日
(本記事はcodemonkey.comの翻訳を基にした記事です。)
世界的な新型コロナウィルス感染症の大流行は、ほんの数ヶ月前と比べて人々の暮らしを一変させました。この大流行がもたらした健康問題、個人的および経済的な打撃は、今後何年にもわたって広範囲に影響を及ぼすかもしれません。しかし一方で、今まで経験したことのない状況に直面し、そこから多くのことを学びました。 従業員を国内または海外に出張させることが業務上必ずしも必要ではなく、場合によっては、zoomでの会議で十分であることを多くの企業が再認識し、感染予防の必要がなくなった後も、従業員のために在宅勤務の選択肢を残すことをすでに計画しています。
このニュー・ノーマルは、環境への負荷を軽減し、多くの人にとって、ワークライフバランスの向上につながると期待されています。
学生にとっても、この経験は大きな変化をもたらしました。学校が再開しても、リモート学習が直ちになくなることはないでしょう。実務レベルでは、残念ながら、2020年末ごろまで、遅ければ2021年ころまで、感染症の波に直面し、登校が不規則になるかもしれません。
一方で、この大流行の間に、多くの生徒や学生がリモート学習の価値を加速的に認識し始めています。 中学2年生の Veronique Mintz さんは、今週のニューヨークタイムズ紙の特集記事で、“Why I’m Learning More With Distance Learning Than I Do in School”(学校よりもリモート学習で多くを学ぶ理由)というタイトルで、リモート学習について非常に説得力のある議論を展開しました。 Veronique さんのような生徒が授業を中断することなく学習できるという環境の改善は、大きな進歩です。
今後、リモートワークと同様に、リモート学習は徐々に学校の授業に組み込まれていくでしょう。かねてから真摯に取り組むべきであったリモート学習の導入は、新型コロナウィルス感染症によって加速しましたが、導入の障壁の1つに、オンラインツールとプラットフォームを効果的に利用する指導者の能力差がありました。

この件について、コードモンキー・スタジオ社CEO兼共同創設者である Jonathan Schor 氏は次のように語っています。
「私たちの目標の1つは、プログラミングの経験が全くない、または経験が少ない先生でもプラットフォームを通じてプログラミング指導を可能にすることでした。」
コードモンキーの学校向けプログラムには、他にはない丁寧なレッスンプランと指導ガイドが用意されています。
教育者や保護者が優れたオンライン学習プラットフォームを探した結果、コードモンキーの需要は過去数ヶ月で急上昇しています。米国だけでも、先生や学校から何千もの申し込みを受けました。
また、コードモンキー・スタジオ社は、新しい取り組みに参加しました。ユネスコのグローバルなイニシアチブの枠組みの中で、新型コロナウィルス感染症のために休校しているすべての小中学校および高等学校に対して、「コードモンキー」シリーズの全教材を無償で提供しています。ビジュアルプログラミング言語、テキストプログラミング言語(CoffeeScript, Python)、ゲーム作成コースなど、幼児から高校生まで年齢に応じたコースを選べるようになっています。
同時に、先生と生徒がプラットフォームを最大限に活用できるように、さまざまなトピックについて先生向けと学生向けの両方のウェビナーを提供しています。
さらに、Hour of Code アクティビティ として、無料・登録不要の教材が用意されています。約1時間で修了することを想定した教材で、こちらも年齢に応じたコースが揃っています。
家庭用では、子供向けの効果的で楽しいプログラミングプラットフォームを探している保護者様に多くの支持をいただいており、有償サブスクリプションで300%を超える成長を遂げています。
リモート学習は、新型コロナウィルス感染症の流行以前から増加傾向でしたが、この流行を機に飛躍的にニーズが高まっており、この流れは今後も継続し学習のあり方を一層進化させていくことでしょう。
著者について
起業家でありマーケティングのエキスパートである Mickey Singer 氏は、マーケティングや、ブランディング、広告、新規ビジネス開発、販売における豊富な経験をもとに、 サイバーセキュリティ、出版、非営利団体、ハイテク、クリーンテック、アグリテック、ブレインテック、エデュテック、出版、映画/テレビなど広い分野での経歴を持っています。 質的研究に基づいた彼女の記事は、多くの知識を与えてくれると同時に読み物として楽しめるものになっています。