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(本記事はcodemonkey.comの翻訳を基にした記事です。)

Hour of CodeとCSEdWeek(コンピューターサイエンス教育週間)が本格的に動き出したことで、皆様におかれましては、授業で使用できるコンテンツを広く探していたり、動き始めたばかりで何から手を付ければよいか迷っている方もいるかもしれません。ここでは、たった3つのステップでHour of Codeを成功させる方法をご紹介します。まず、Hour of Codeの期間中に提供されるすべてのコースを最大限に活用するにはどうすればよいでしょうか? それには、自分のクラスのレベルを査定し、利用可能な先生用リソースを利用します。そして、最後にクラスで達成できた事柄を称えます。

1.生徒のレベルを決定する

Code.orgは、様々なレベルのプログラミング教材を提供していますが、すべての教材の中から自分の生徒に最適なものを見つけ出すのはとても大変なことです。まず、あなたのHour of Codeの目標を考えてみましょう。コーディングの導入のためでしょうか、それともスキルアップのためでしょうか?コーディングの導入が目的であれば、教材は初心者向けです。もし、目標がスキルアップであれば、クラスで使用する教材は習熟者向けです。Code.orgでは、チュートリアルを初心者と習熟者のクラスに分けています。

クラスのレベルが決まったら、どちらかのボタンをクリックして、生徒がプレイできる教材を並べ替えます。初心者の方には、CodeMonkey の Coding Adventure のチュートリアルをお勧めします。このテキストベースのコーディングゲームを楽しむのに、コーディングの経験は必要ありません。コーディングに慣れている方やCoding Adventureのアクティビティを完了した方は、Dodo Does Mathでさらに楽しむことができます。このコースは数学とコーディングの原理を組み合わせたもので、ドードーが卵を拾うのを助けることで、小学2年生から4年生の生徒が距離、計測、掛け算の練習をするのに役立ちます。(※日本語版のページでは、このような区分けはありません。)

Coding Adventureの200のチャレンジをすべてクリアして、コーディングの方法を学んだ方には、小学5年生から中学3年生向けのインタラクティブなゲームデザインコースであるゲームビルダーをお勧めします。中学校と高校の先生には、中学1年生から高校1年生向けのCodeMonkeyでは、最新で高度なコースのトリビアチャットボットとムーンランダーをお勧めします。トリビアチャットボットでは、生徒はPythonでチャットボットをプログラミングします。ムーンランダーでは、ゲームデザインの原理を取り入れ、物理とコーディングの原理を使って安全に宇宙船を月面に着陸させます。 これらは推奨学年ですが、高学年の生徒はCoding Adventureを楽しむこともできます。

2.先生用のヒントを活用する

1時間(または数時間)のプログラミングチャレンジを催す際に、常に心に留めておくべきヒントがいくつかあります。

1. 生徒の進捗状況を保存してください。code.org は生徒のログインを必要としないため、生徒の進捗状況は保存されません。Hour of Codeを学生と一緒に継続して受講する場合や、生徒に自分でコースを修了させたい場合は、必ず使用している教材にログインしてください。

2. ヘッドフォンを使用してください。教材の音が大きくなることがあるので、ヘッドフォンを配布してください。

3. 技術的ニーズを想定してください。生徒が一緒にHour of Code をできるように、 1 時間だけコンピュータ室に連れていくことができます。教室に既にChromebook、I-pad、ノートパソコン台がある場合は、生徒が交代でアワー・オブ・コードを一週間を通して行うことができます。 すべての生徒にコンピュータが必要なわけではありません。ペアで作業することで、必要なデバイスが少なくなり、生徒たちは通常より多くのことを学んだり、お互いに助け合い協力することができます。

4. インターネットを確認してください。すべての教材はウェブベースなので、事前にインターネット接続が有効であることを確認しておきましょう。

5. 「先生用のノート」を参照してください。ほとんどの教材には、難しい課題の解決策、コースの概要、ヒントが記載された先生用ノートが用意されています。

3.クラスの成果を称えましょう

生徒にコンピュータサイエンスを紹介することは、生徒が輝かしい未来への一歩を切り開くための重要なステップです。CSEdWeekの期間中や終了後に、Hour of Codeの様子や写真を#HourOfCode #PlayCodeMonkeyハッシュタグでソーシャルメディア上に共有することで、あなたの生徒の努力を称えてあげてください。お気軽に@CodeMonkeySTUでタグ付けしていただいて構いません。喜んでシェアやリツイートをさせていただきます。この国際的な動きに自分の生徒が参加していることを、周りのコミュニティに知らせてください。これはとても誇らしいことです。保護者、家族、友人は、自分のクラスがこのコンピュータサイエンスの取り組みに参加したら、それを知りたいと思うでしょう。Hour of Codeを修了したら、必ず修了証を印刷してください。

関連性のある質問

Hour of Codeとは何か?

Hour of Code(アワー・オブ・コード)は、その名が示すように、コンピュータサイエンスの入門レベルにおける1時間のチュートリアルから始まりました。21世紀におけるコンピュータプログラミングの重要性を強調し、コンピュータプログラミングは恐れるべきものではなく、むしろ、容易にもとから自然にあるもになれることを示しました。今日では、アワー・オブ・コードは1時間から1週間へ、コンピュータ・プログラミングを推進する世界的な機構へと成長しました。マイクロソフト、アップル、アマゾンなど、多くの機関がこの取り組みを支援しています。そこは、学生がコーディングの方法を学ぶ時間ではありません。それは主に、より大きなコンテクストの中でコーディングを学ぶための触れ合いの場とアクセスを提供します。今日では、Hour of CodeとCSEdWeekは、利用可能なコースのすべてでコーディングの楽しさを学生に示し、どれだけ素晴らしくインタラクティブなことができるかを確認する期間を設けます。

コーディングの重要性とは?

コードの書き方を学ぶことは、子供たちに大きなメリットをもたらします。創造性、論理性、批判的思考、問題解決能力など、さまざまな基本的スキルを養うのに役立ちます。早い時期からコーディングを学ぶことで、21世紀の難題に備えることができます。コンピュータの利用がますます社会に浸透していく中で、生活の質を向上させるためにソフトウェアを革新し、設計するのは未来の技術者次第です。

Hour of Codeの終了後もコンピューターサイエンスの学習を継続できますか?

はい、もちろんです! Hour of Codeを終了した後も、CodeMonkeyのオンラインプラットフォームを使って授業や学習を続けることができます。CodeMonkeyでは、完全ガイド付きのレッスンプラン、CodeMonkey指導コース、クラスルームダッシュボードを提供しており、生徒の進捗状況を確認したり、教室でのCodeMonkey導入を成功させるために必要なリソースを利用することができます。